Kinosaki Onsen Nishimuraya Honkan

特に応対や館内の清掃に気なるところはありませんでした。 系列の隣のレストランは若い人が頑張っている感じで好感がもてました。 部屋が玄関から近い本陣(?)だったら違った印象になったかもしれません。少しですが館内の移動が大変でした。キャンセル待ちで一ヶ月半くらい前に空いた部屋がやっととれたので選べませんでした。 これは旅館の問題ではないのですが、 城崎は表通りの車の往来が多く、のんびりそぞろ歩きと言う感じには歩けませんでした。

私は。カニが主の旅行なので 城崎自体が 観光地になっていて カニの質が悪くなってて カニ食べにいってて 30万近く払ってこの カニなら行かないかな。って 感じです。

至れり尽くせりのおもてなしと温泉ででゆっくりのんびりできました。お庭に面したお部屋で池の鯉と植栽に癒されました。本館の温泉や招月庭の温泉もそして外湯めぐりも楽しみました。朝食もたくさんのメニューで和洋えらべます。さんぽうでの夕食も地場の食材をふんだんに使用したお料理の数々で大満足でした。スタッフの皆様の細やかなきくばりに感謝。さすが西村屋さんありがとうございました。

私たち夫婦は宿の選択に当たって場所性を重視しています。場所性とは周辺の景観、宿の造り、歴史・文化性、聞こえる音、空気感、経営者の哲学・美意識などから構成されるものですが、それらの観点からは申し分のない旅館です。 今回の旅は歴史エリア訪問を中心に中国地方を車で一周するというやや弾丸ツアー的なもので、宿泊の核心は下関の日清講和条約締結の舞台春帆楼と城崎西村屋本館でした。到着が18時30分と予定を大幅に遅れたにもかかわらず、暖かな受入れ態勢、お話しした行程が即座に客室担当にも共有されて話が弾み、タイミングよく供される会席料理の上品な盛付けや味付けを家内と共に堪能いたしました。家内によればアメニティも女性目線でほぼ満足、ただ一点大浴場の洗い場の仕切りがあれば完璧と話しておりました。 1932年の5.15事件で海軍将校の凶弾に倒れた首相犬養毅が北但地震で壊滅的打撃を受けた城崎の再建を支援し、当時からその中心的な宿であった西村屋。そのブランドに対するスタッフのロイヤルティは、引き締まった表情や所作、犬養木堂の手になる扁額のかかる朝食会場におけるインバウンド客への対応等からも感じられました。 展示室には「来客如帰(来たる客帰るがごとし)」の扁額がありましたが、これが西村屋のおもてなしの精神なのでしょう。私たち夫婦の感性にピッタリのこの宿を今後の定宿とさせていただくことを決め、来年の予約をお願いいたしました。心地の良い滞在でした。

何年も前から行きたいと思っていた西村屋本館にようやく宿泊できました。 語彙力が無くて大変申し訳ないですが、良かったの一言に尽きます。 帰りたくないと思うほど満足しました。 宿泊してから1ヶ月近くしか経っていませんが、また泊まりたいと思ってしまうほど(口コミを書いている今ですらまた行きたくなっています)。 必ず再訪します。