まず、何よりもこの宿にて心をくじかれしは、 到着早々の「待たされ」であった。 さして広からぬ館にて、 自ら荷を持ち、己が脚で部屋へと向かうこともたやすき構造ながら、 なぜか「ご案内の者をお呼びいたしますゆえ」との申し出に、 我は長きこと帳場の脇にて、 案内役の老女が現れるのを、 まるで亡霊でも待つかのように待たされ続けたり。 このような形式ばかりの遅々たる振る舞いは、 何より旅人の疲れを引き延ばすものであり、 もはや歓迎とは程遠く、 ひとつの滑稽劇を見せられているかの如し。 さて、いざ部屋に通されてみれば、 館全体に漂うのは、年を経た建物特有の匂いとともに、 清潔という言葉の残響すらない埃の空気。 古びた宿には情緒もあるものだが、 ここにあるのは、ただ老い朽ちた躯と化した壁と床のみ。 食事処は質素にして殺風景、 静けさを望めば逆に耳を刺すような雑音が終始鳴り、 まるで壊れかけた拡声器が、どこかで己の存在を主張し続けているかのよう。 食事はといえば、刺身は辛うじて並、 されど主の鍋は、薄味の出汁に白魚と牛蒡を浮かべたのみの侘しさ。 さらなる締めくくりとして、 翌朝七時過ぎ、フロントは無人にて、 ルームキーを返却箱に投じ、次なる務め地へと車を走らせしところ、 ほどなく電話鳴りて、 「入湯税と夕餉の飲み物、合わせて九百余円、未払いなり」とのこと。 拙は即座に詫び、仕事後に支払いに戻る旨を伝えんとするも、 悪い折にトンネルに入り、通話は断たれぬ。 後刻、改めて連絡すれば、 対応したる宿の者、もはや怒気を孕み、 「警察に通報いたします」との剣幕。 まこと、礼節も風情も、旅人への思いも感じられぬ結びなり。 情を脇に置いて申しても、 このように勧めがたき宿も、なかなか稀なることであろう。
夕食は会場で一人… 寂しいもんでした。 気が弱いので、早めに食べなければ、という思いが働いて、楽しめませんでした。 安いプランなので、食事内容もそれなり… 以前も泊まりましたが、以前の方が良かったような…
かなり山の上のホテルでした。雪が解けた後だったので良かったけど、そうでなければ車の運転は怖そう。古いタイプのホテルでしたが部屋は清潔でトイレも新しく良かったです。お風呂も広くて快適、いいお湯でした。夕食時のサービスがいまいち。普通なら食事の最後にご飯やお吸い物を頼まなくても出してくれると思うのですが、頼まないと持ってきてくれなかったし、お吸い物も出てこなかった。一生懸命動いておられたようですが、人手不足かな?
古いタイプのホテルだが畳も新しく清潔感のある部屋でしたが、全館暖房ではないらしく廊下やお風呂の脱衣所が寒かったです。お風呂は広々としていて大変いいお湯でした。接客がいまいち。人員不足?部屋のポットのお湯がいつ準備したのかと思うくらいぬるかったし、夕食の時、こちらからお願いしないとご飯もお茶も出てこなかったし…お米が美味しくなかったのは今、お米が高騰しているせい?仕方ないかな…料金が安かったので仕方ない、というところです。
温泉に入りたいので泊まりました。 建物が古いのでお部屋期待していませんでしたが海が見えるお部屋でトイレも洗浄機付きで良かったです。 夕食はお刺身が新鮮で五種盛りだったので良かったですお料理の品数も多く満足できました。 温泉もツルツルになる泉質で脱衣場も清掃が行き届いていました。 スタッフの方もお部屋に着いてからの説明も丁寧で良かったです。また、行きたいと思いました。